皆様、普段の食生活はいかがでしょうか?例えば、朝食を抜いて昼に一気に食べたり、昼食を菓子パンで済ませ、夕食はカップラーメンだけで済ませることはありませんか?街を歩いていると、ふと美味しそうなパン屋に入ってしまうこともあるかもしれません。今回は、日常的に私たちが摂取している小麦とその影響について質問があったため、その回答をお届けします。
【小麦の起源】
小麦の歴史は紀元前6000年頃のメソポタミアやインダスで始まり、紀元前3000年にはヨーロッパ全土に広がったとされています。日本では、弥生時代から小麦農耕が始まりました。現代の日本では、年間約700万トンの小麦が生産されているものの、国産小麦は全体の約13%を占め、残りは輸入に頼っています。これは昭和の時代から大きく変わっていませんが、輸入小麦の割合が増加しています。国産小麦には約70種類があることも注目すべき点です。
【小麦による身体への影響】
小麦製品がもたらす影響には、以下のような神経系の問題が含まれます。
– 末梢神経障害
– ミオクローヌス(不随意な筋収縮)
– てんかん
– むずむず脚症候群
– 不安障害
– うつ病
– 気分障害
– 注意欠陥多動性障害(ADHD)
– 自閉症
– 統合失調症
– 腕や脚のしびれ
– 振戦(震え)
– 眼振(目の不随意な動き)
– 小脳障害
– アルツハイマー病
– パーキンソン病
– 認知症
これらの症状はすべて、小麦に含まれる「グルテン」と深く関係しています。グルテンは、小麦、大麦、ライ麦などの穀物に含まれるたんぱく質で、多くの食品に使われています。しかし、このグルテンが体に与える悪影響については、近年多くの研究で明らかになってきました。
【グルテンによる影響のメカニズム】
グルテンが体に悪影響を与える主な理由は、「リーキガット症候群(腸漏れ症候群)」にあります。グルテンが消化される際、腸壁にある細胞間の結合を緩め、未消化のままの大きな食べ物の分子が腸から漏れ出すことがあります。この結果、腸内に炎症が起き、さらにその炎症が脳にまで影響を及ぼす可能性があり、多くの神経系の問題を引き起こします。
【症状が発症した場合の対策】
グルテンが原因で発症する症状に対して、次のような対策を講じることが重要です。
- 小麦製品の摂取を控える:グルテンフリーの食事を心がけましょう。これには、パン、パスタ、ケーキ、ラーメン、蕎麦など、日常的に摂取している食品を意識的に避けることが含まれます。
- 水分をしっかり摂取する:1日約2リットルの水を飲むことで、体内の老廃物を排出しやすくなります。
- 規則正しい生活習慣:十分な睡眠、バランスの取れた食事、そしてストレス管理が健康的な体作りに欠かせません。
- 運動とストレッチ:適度な運動とストレッチは、血流を促進し、神経系の健康を保つのに役立ちます。
- サウナやお風呂:神経を鎮静化させ、循環を促進するために、サウナやお風呂でのリラックスも効果的です。
- 遺伝子組み換え食品を控える:これも健康維持に一役買う対策です。
【グルテンの摂取を減らすための工夫】
グルテンフリーの選択肢を増やすことで、健康をサポートできます。たとえば、米粉を使ったパンやパスタ、そば粉を使った料理などがあります。また、ラーメンの代わりにグルテンフリーの麺を選ぶことも一つの方法です。
赤堀鍼灸接骨院でのアプローチ
赤堀鍼灸接骨院では、患者さん一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせた個別の治療計画を提供しています。特に自律神経のバランスを整えるための鍼灸治療や手技療法、運動療法が中心となります。また、再発を防ぐための日常生活におけるアドバイスや、簡単にできるストレッチやエクササイズ、靴選びや正しい歩行姿勢の指導も行っています。
結論
小麦製品がもたらす健康への影響は軽視できません。特にグルテンが引き起こす神経系の問題は、生活の質を大きく左右する可能性があります。しかし、日々の生活習慣を見直し、適切な対策を取ることで、症状の予防や改善が可能です。赤堀鍼灸接骨院では、個々の症状に合わせた治療とサポートを提供していますので、健康的な生活を送りたい方はぜひご相談ください。
健康的な生活習慣を取り入れ、グルテンの影響を最小限に抑えながら、快適な毎日を過ごしましょう。