薬の効果や副作用には、個人差がありますので、服用する際には慎重が求められます。
高齢者になる程、薬の数は多く複数の医療機関から処方され数が増えてる事に気付かない方も多くいます。
複数の薬剤を使用した場合に、問題になるのは、【薬物の相互作用】です。
併用する事で薬の作用が強くなったり弱くなったりの事です
の研究は、2剤同士でしか、行われてなく3剤以上の場合(AとBとCを一緒に服用)は、研究されていなく、医療者でも副作用の予測は非常に難しいそうです。
高齢になるほど、肝臓や腎臓の機能が落ち、
薬物の代謝(分解)や排泄に時間がかかるため、
薬が効きやすくなります。
<加齢による変化>
・胃と腸管の血流量の減少 約50%
・肝臓の血流量の減少 約40%
・体内細胞内水分の減少 約10%
・腎臓の血液量の減少 約50%
などにより、【高齢になると薬剤の生体内蓄積】が起こりやすくなります。
薬剤の蓄積を減らすには、腸内環境が重要です。
腸内腐敗があると、薬物以外にもアンモニアや硫化水素などの腐敗毒を解毒しなくてはいけなく、
負担が大きくなります。
また、肝臓で、分解された薬物は老廃物として、胆汁と一緒に腸管に流れてきますが、
腸管がととのっていないと、再吸収されてしまいます。
腸内細菌叢をととのえて、老廃物を吸着する食物繊維をきちんと摂ることが大切です。
朝日新聞の記事を参照にしております。
~独り言~
来院される高齢者の方で、足元がふらつくんです。頭がぼーっとするんです。
と言われる方が多く薬の数を聞くと9種類以上服用してる方が少なくありません。
そりゃそーなるわっ!て思うのですが、ご本人は良くなりたくて一生懸命服用しています。
もっと身体のサインに耳を傾けて生活内容を改善していれば今の苦しみはないか、少なかったはず。でも、薬で治すものと薬に頼らず改善するものがあります。
皆さん薬を飲む状態になる前にメンテナンスして健やかな人生をおくりましょう~
最後までご一読有難う御座います。