変形性膝関節症はなぜ痛いのか?

高齢者の膝の痛みの原因で代表的なものが「変形性膝関節症」です。

変形性膝関節症の患者さんは2,500万。
60歳以上の男性の47%、女性の70%が発症しているといわれます。
『軟骨が減っているから痛い。変形しているから痛い。』でも、理由はそれだけではありません。

1.どんなとき、どんな痛み?
立ち上がる時や、歩くなどの運動時の痛みが主なものです。
皮膚の痛みなどにくらべ場所がはっきりせず、鈍い、不快、そして長引きやすいといった特徴があります。

2.どこが痛い?
膝関節内の軟骨や滑膜(かつまく)といった部分の変形による痛みが、主なものであると考えられます。
その理由は、膝関節を作っている部品は、傷ついたり、炎症を起こしたという刺激を伝える神経をたくさん持っているからです。また、特に痛みを伝える神経は、滑膜(かつまく)や膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)という場所に多くあります。

3.どうして痛くなる?
 部品が変形しても、必ず痛くなるわけではありません。
滑膜(かつまく)に炎症を起こしたり、関節が不安定(グラグラして)で刺激を受け続けたり、軟骨などの変形が痛みの神経に作用し続けると、神経に変化が起こります。
その変化は、次第に、はしっこの神経から脳や脊髄(せきずい)の神経へと広がっていきます。
痛みの刺激を繰り返し受け続けると、わずかな刺激でも神経が敏感になり、痛みが強くなったり、広い範囲が痛んだり、それに関連する痛みが発生するようになるのです。

様々な要因で痛みが強くなったり、弱くなったりを繰り返す変形性膝関節症ですが、状況に応じた様々な働きかけで治療をしていく必要があります。
膝の痛みでご心配な方は当院にご相談ください。

 

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